知っておくべき総合的セキュリティ対策

公開: 2022-03-25

リモートワーク化が進む中、オンラインにおけるセキュリティを強化する人が増加しています。

しかし、1つのサイバーセキュリティ手法またはツールだけで、すべての種類の攻撃から保護することはできません。

令和2年における、中小企業サイバーセキュリティー対策支援の成果表の報告によると、中小企業1,100社に対する不正アクセス検知数は、181,536件、ランサムウェアやトロイの木馬などのウィルスを検知し、無害化した件数は1345件と報告されており、対処を怠った際の想定被害額は5000万円を超えるといったケースも発生しています。

セキュリティ管理システムの壁を作る

サイバー攻撃を防止、または阻止するためのセキュリティ対策を機能させるには「城郭アプローチ」つまり、セキュリティにおける管理壁を作るのが望ましいとされています。対策に最適なツールとして、アンチウィルスソフトウェア、ネットワークセキュリティ管理、データ整合性ソリューション、動作分析システムなどが挙げられます。そして、リモートワーク 助成金対象ともなったVPNについては、ExpressVPNの解説を参考するとVPNの利用により使用中のインターネットトラフィックが暗号化トンネルを通過するため、ハッカー、政府、インターネットサービスプロバイダなどの第三者からの追跡が不可能になるというところから、これが最後の4つ目の壁になってくれるといえます。

城郭アプローチを構築

前述したように、様々な攻撃よりオンライン環境をかもるには、4つの異なるセキュリティツールを採用し、保護壁を作るのが簡単、そして安全で安心できる方法であるといえます。

アンチウィルスソフトウェア

アンチウィルスソフトウェアとは一般的に「ウィルス対策ソフト」として販売されているものです。

疑わしいアクティビティをスキャンし、フラグを立てるヒューリスティック機能を備えたアンチウィルスソリューションを指します。

最近ではパソコンにインストールすることなく、ウィルススキャンが可能なオンラインウィルススキャンもあり。

高度な脅威より使用中のパソコンを守るには、アンチウィルスソフトウェアの他にも保護強化ツールが必要となってきます。

保護強化ツール

保護強化ツールでまず最初に上げられるのが、ネットワークセキュリティ管理であるファイアウォールなどの侵入防御システム。潜在的なセキュリティ脅威を特定し、セキュリティルールに基づいて不要な通信をブロックします。

ファイアウォールには、単一のコンピュータを防衛する「パーソナルファイアウォール」そして、企業や家庭のネットワークを防衛するファイアウォールの2種に分かれます。通常、皆さんが使用しているファイアウォールは後者の方となります。

データ整合性ソリューション

データ整合性ソリューションにおいても、ソースIPアドレスをチェックし、受信ファイルが既知の信頼できるソースからのものであることを確認することができます。

データクオリティとセキュリティを簡素化してくれる、リモートワーク 化では有効的、かつ必要日可決な機能ともいえます。

暗号化トンネル

最後の壁となるVPNは、データを暗号化トンネルに通過させ、オンライン業務をプライベート化することでデータを包み込んでくれます

バスケットフィッシング、不正なWi-Fiネットワーク、中間社攻撃などセキュリティ上の脅威から使用中のオンラインを守ります。

まとめ

サイバーセキュリティに力を注ぐ企業や人が増え、多層防御(DiD)サイバーセキュリティが重要視されている今、セキュリティ壁の導入を進めている事業主、フリーランスの人が増えてきています。

これは、ネットワーク内、または接続しているコンピューターの資産であるデータを完全にガードし、安全にそして安心して業務に取り組むことで業績が上がることを知っているからといえます。

アンチウイルスソフトウェアでスキャンし、ファイアウォールでブロックし、データ整合性ソリューションを適用し、VPNで第三者からの追跡を防ぐという「城郭アプローチ」でサイバー攻撃の脅威からデバイスを守りましょう。